先輩たちに教わったことを力に変えて
目指すなら一番!
製造部(組立サービス) 2023年入社
例えば、サランラップなどの食品用ラップフィルムって一度引き出してから戻そうとしてもシワがよったりしてきれいに元通りにはならないですよね。不二鉄工所が扱う巻取機は、言うなれば、それをきれいに巻き取るようなことができる機械なんです。
機械に寸分の狂いがあるだけできれいに巻けないので、それを可能にするためには設計が作った理論値通りに組み立てる必要があるのですが、大きい機械だけにこれがすごく難しい。その誤差の許容範囲は100分の5ミリ〜100分の1ミリという世界。その数値に収まっているか測定し、ズレていれば修正していく。この調整と修正を重ね、ビタっと数値を合わせていく作業を「芯出し」と言うのですが、この作業が終わったときの達成感はなんとも言えないものがあります。
以前、経験10年以上のベテランの先輩と一緒に出張に行ったときのこと。その仕事は少し難易度が高く、当時の私は、その作業内容を聞いても、どうやって進めればいいのか、一体この作業をどうやって終わらせればいいのか、まったく見当がつきませんでした。ところが先輩は、短い時間であっという間にその作業を終わらせてしまったんです。その力の差に愕然としましたし、10年経験を積めばこんなすごい人になれるんだと希望が持てました。
また、別の先輩からいただいた、「自分の仕事の出来を自分で判断するな」という言葉は、今でも胸に残っています。自分の仕事が終わった後に、その出来栄えに対して自分で満足してしまっては、そこで成長は終わってしまうという意味なのですが、それ以来、安易に自分で「いい仕事ができたな」と判断して慢心しないよう心がけています。
昨今のコロナ過や不景気が続く中でも順調に売上を伸ばし、それが給与として大きく反映されているのも不二鉄工所の魅力。また、組立サービス課は、出張で国内やアジア圏、アメリカ、ドイツ、ハンガリー、チェコなどの欧米圏にも行くことができます。知らない土地の食や文化に触れられるのも魅力的だと思いませんか。
普段仕事をしていて、自分はまだまだ未熟だなと思わされることも多々ありますが、先輩方に助けてもらい、上司にいろんな意見をいただけるおかげで今の自分がありますし、少しずつですが成長できていると思っています。それらの経験やスキルを今度は自分が後輩に教え、与えてもらったものを次へ繋いでいくことで、お世話になっている先輩方に恩返ししていければと考えています。